ホワイトボードで「派遣免許の更新ができない!原因と解決策」を解説する女性公認会計士。左側の「資産要件不足・赤字決算」等の原因から、中央の「CPAのAUP・監査証明で解決!」を経て、右側の「許可証取得」に至る成功ルートを笑顔で指し示している。
合意された手続き(AUP)監査証明発行は期限があるためお早めのご相談を

派遣免許の更新ができない?その原因と解決法を専門家が解説

派遣免許の更新に関する問題が発生している方も多いのではないでしょうか。免許の更新手続きがうまく進まない場合、その原因は何なのでしょうか。専門家によると、更新手続きには様々な要件があり、それらを満たしていないと更新ができない可能性があるようです。

具体的な要件や解決法について、この記事では詳しく解説していきます。免許の更新に関する問題を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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派遣免許を更新できない主な原因

派遣業の免許は更新時にいくつかの条件があり、それを満たさないと更新できません。よくある原因は以下のとおりです。

資産要件を満たしていない

派遣業には「基準資産額」という財務基準があります。直近の決算で自己資本が基準を下回ると、更新が認められません。
資産要件の基準と確認方法はこちら

赤字決算による影響

赤字そのものが問題ではありませんが、赤字が続くことで自己資本がマイナスになると資産要件を満たせず、更新できない原因になります。

提出書類の不備・期限切れ

必要書類の不足や期限切れも、申請が通らない大きな理由です。特に決算書や登記事項証明書などは最新のものが必要です。

赤字でも更新できる?判断基準と対処法

「赤字だから更新できないのでは?」と不安になる方は多いです。実際には、赤字決算でも資産要件を満たしていれば更新可能です。

赤字でも資産要件を満たせば更新可能

損益が赤字でも、自己資本が一定額を超えていれば更新は認められます。

自己資本の確認方法

貸借対照表の「純資産の部」を確認しましょう。マイナスでなければ要件を満たしている可能性があります。

資金繰り改善・増資による対応例

基準を下回っている場合、増資や借入で資金を補う方法もあります。会計士に相談すれば、どの方法が現実的かアドバイスを受けられます。

派遣免許更新に必要な資産要件

派遣免許更新には「基準資産額」という条件があります。

基準資産額とは?

基準資産額とは、事業を安定して行うために必要とされる自己資本の額です。

いくら必要なのか(派遣業と職業紹介業の違い)

派遣業では自己資本額が2,000万円以上必要とされるのが一般的です。職業紹介業の場合は条件が異なるため、注意が必要です。

足りない場合の対応策(増資・借入・監査証明)

不足する場合は増資や借入で資産を整えます。また、監査証明やAUP(合意された手続き)で財務の妥当性を確認して提出する方法もあります。

派遣免許の更新手続き概要

派遣免許の更新手続きは、有効期間が切れる前に済ませておく必要があります。派遣免許の有効期間は派遣法10条(正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」)に基づき、初回の許可は3年、2回目以降の更新は5年ごとです。更新申請は有効期間満了日の3か月前までに行う必要があります。

労働者派遣・有料職業紹介事業を営む方向け

労働者派遣・有料職業紹介事業を営む方向けに、合意された手続き業務と監査の違い(AUPと監査の違い)についての詳細をまとめた解説ページを用意しました。合意された手続き業務、もしくは監査証明を依頼される際の選択や費用についてまとめています。

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更新申請に必要な書類と流れ

更新にはいくつかの書類と決められた流れがあります。

基本的な提出書類一覧

  • 更新申請書
  • 登記事項証明書
  • 直近の決算書(貸借対照表・損益計算書)
  • 事業報告書

提出期限とスケジュール感

満了日の概ね3か月前から申請が可能です。遅れると失効のリスクがあるため、早めに準備を始めましょう。

書類不備で差し戻されるケース

書類の不備は差し戻しの原因となり、結果として期限切れになることもあります。チェックリスト形式で確認することが大切です。

更新手続きの必要書類

派遣免許を更新するためには、いくつかの必要書類を提出する必要があります。

まず、提出様式の書類として、以下の4種類が必要です。

1つ目は「派遣免許更新申請書」です。この書類には、更新を希望する派遣会社の情報や更新理由などを記入します。

2つ目は「派遣事業の実績報告書」です。これには、前回の更新からの実績や業績などを報告する必要があります。

3つ目は「派遣事業の計画書」です。この書類には、今後の派遣事業の計画や目標などを詳しく記載します。

4つ目は「派遣事業の実施状況報告書」です。ここでは、前回の更新からの実施状況や取り組みなどを報告します。

さらに、添付書類として以下のものが必要です。

まずは、派遣会社の登記簿謄本や印鑑証明書などの法人資格を証明する書類が必要です。

また、派遣会社の業務実績を示す書類や派遣先の契約書、派遣労働者の雇用契約書なども添付する必要があります。

これらの書類を正確に作成し、提出することで派遣免許の更新手続きを進めることができます。注意点としては、提出期限を守ることや書類の不備がないようにすることが重要です。更新手続きの際は、必要な書類をしっかりと揃えておきましょう。

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提出様式の書類4種類

派遣免許を更新するためには、提出書類が必要です。以下に、派遣免許の更新手続きにおいて必要な提出様式の書類4種類をご紹介します。

まず、1つ目は「派遣免許更新申請書」です。これは、派遣業者が派遣免許の更新を申請する際に提出する書類であり、法務局に提出されます。この書類には、派遣業者の基本情報や更新の理由などが記載されています。

2つ目は「派遣業務実施計画書」です。これは、派遣業者が派遣免許の更新を申請する際に提出する書類であり、労働局に提出されます。この書類には、派遣業者の業務計画や派遣先の情報などが記載されています。

3つ目は「派遣先事業所との契約書」です。これは、派遣業者が派遣免許の更新を申請する際に提出する書類であり、労働局に提出されます。この書類には、派遣業者と派遣先事業所との契約内容や労働条件などが記載されています。

最後に、4つ目は「派遣先事業所の同意書」です。これは、派遣業者が派遣免許の更新を申請する際に提出する書類であり、労働局に提出されます。この書類には、派遣業者と派遣先事業所との間での派遣業務の合意内容や労働条件などが記載されています。

これらの提出様式の書類4種類を正確に作成し、提出することが派遣免許の更新手続きにおいて重要です。提出書類の不備や漏れがあると、更新手続きが遅延する可能性がありますので、注意が必要です。また、提出書類の作成には専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。

添付書類

派遣免許の更新手続きでは、必要な書類を提出する必要があります。提出様式の書類4種類に加えて、添付書類も準備する必要があります。

添付書類としては、以下のものがあります。

1. 派遣業務実施計画書の添付書類
派遣業務実施計画書には、派遣業務の実施方針や運営体制などが詳細に記載されています。この計画書には、以下の添付書類が必要です。
- 派遣先企業との契約書
- 派遣先企業の業務内容や労働条件に関する資料

2. 派遣先企業の許可証の添付書類
派遣先企業の許可証には、派遣先企業が適切な労働環境を提供しているかが証明されています。この許可証の添付書類としては、以下が必要です。
- 派遣先企業の労働環境に関する調査結果や報告書
- 派遣先企業の労働条件や労働時間に関する資料

これらの添付書類は、派遣免許の更新手続きに必要な書類と一緒に提出する必要があります。提出する際には、書類の内容が正確であることや必要な情報が欠けていないことに注意しましょう。また、提出期限に遅れないようにすることも重要です。派遣免許の更新手続きは、正確かつ迅速に行うことが求められます。

手続き上のポイント

派遣免許の更新手続きをスムーズに進めるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、合意された手続業務を確認しましょう。派遣免許の更新手続きには、提出書類の準備や申請書の作成、手数料の支払いなどが含まれます。これらの手続きは、事前にしっかりと把握しておくことが重要です。

また、注意点も押さえておきましょう。派遣免許の更新手続きでは、提出書類の不備や期限の遅れなどが問題となることがあります。そのため、必要な書類や期限については、事前に確認しておくことが必要です。

さらに、更新できない場合にはどうすれば良いのかも考えておきましょう。派遣免許の更新ができない場合は、キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満である可能性があります。その場合は、制度の改善や対策を検討する必要があります。

以上が、派遣免許の更新手続きにおける手続き上のポイントです。これらのポイントを押さえておくことで、スムーズな手続きが行えるでしょう。

合意された手続業務

派遣免許の更新手続きでは、合意された手続業務を適切に行うことが重要です。合意された手続業務とは、派遣事業者と労働者派遣先の間で取り決められた業務のことです。

具体的な手続きは、派遣事業者が派遣免許更新申請書を提出し、労働者派遣先が派遣事業の実施状況や派遣労働者の労働条件等を報告することです。この手続きは、派遣法に基づき、派遣事業者と労働者派遣先が協力して行う必要があります。

合意された手続業務を適切に行うことで、派遣免許の更新がスムーズに進みます。また、派遣事業者と労働者派遣先が協力して行うことで、派遣労働者の労働条件や待遇の向上にもつながります。

派遣免許の更新手続きでは、合意された手続業務を適切に行い、派遣事業の適正な運営を確保することが求められています。更新手続きにおいては、派遣事業者と労働者派遣先が連携し、労働条件の改善や労働環境の整備にも取り組むことが重要です。

合意された手続業務を適切に行うことで、派遣免許の更新がスムーズに進み、派遣労働者の待遇向上にもつながります。派遣事業者と労働者派遣先は、協力し合いながら、派遣免許の更新手続きを行うことが求められています。

注意点

派遣免許の更新手続きにおいて、注意しなければならないポイントがあります。まず、派遣免許の有効期間は更新頻度が定められています。派遣法10条によれば、派遣免許の有効期間は原則として3年間とされていますが、派遣事業の許可有効期間の更新手続きとは異なるので注意が必要です。

また、更新手続きには必要な書類があります。提出様式の書類は4種類あり、これらを正確に提出することが求められます。さらに、添付書類も必要となる場合がありますので、漏れがないように注意しましょう。

手続き上のポイントとしては、合意された手続業務を遵守することが重要です。派遣法に基づき、派遣免許の更新手続きを行う際には、特定の手続業務が合意されています。これらの手続き業務を適切に実施することが求められます。

以上が派遣免許の更新手続きにおける注意点です。注意を怠ると、更新できない場合もありますので、正確かつ適切な手続きを行うようにしましょう。

更新できない場合

派遣免許の更新手続きは、一定の条件を満たす必要がありますが、更新できない場合もあります。その原因として、キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満であることが挙げられます。

キャリア形成支援制度は、派遣会社が派遣スタッフの能力開発やキャリア形成に取り組むための制度です。派遣免許の更新には、この制度の実施状況が基準以上であることが求められます。

もし派遣会社がキャリア形成支援制度の実施状況が基準未満である場合、派遣免許の更新ができなくなる可能性があります。この場合、派遣会社は制度の改善を行う必要があります。

キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満である場合、派遣会社は労働局から指導や指摘を受けることもあります。指導や指摘を受けた場合は、早急に改善策を取り入れることが求められます。

派遣免許の更新ができない場合は、派遣会社としてキャリア形成支援制度の実施状況を見直し、基準以上の取り組みを行うことが重要です。制度の改善により、派遣免許の更新が可能となります。

派遣会社は、キャリア形成支援制度を適切に実施することで、派遣スタッフの能力開発やキャリア形成を支援し、派遣免許の更新をスムーズに行うことができます。更新できない場合には、制度の改善を行い、再度申請することが必要です。

キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満

派遣免許の更新手続きを行う際、キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満だと、更新ができない場合があります。

キャリア形成支援制度は、派遣業界において派遣スタッフのキャリア形成を支援するために設けられた制度です。この制度では、派遣スタッフが能力やスキルを向上させるための研修や教育プログラムを提供し、キャリアアップの機会を提供しています。

派遣免許の更新手続きをする際には、派遣業者はキャリア形成支援制度を実施していることが求められます。具体的には、派遣業者が派遣スタッフに対して研修や教育プログラムを提供していること、派遣スタッフのキャリアアップを支援していることが求められます。

しかし、実際にはキャリア形成支援制度を実施していない派遣業者も存在します。このような場合、派遣免許の更新ができないことがあります。

キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満と判断されると、派遣業者は派遣免許の更新を受けることができません。そのため、派遣業者はキャリア形成支援制度を適切に実施することが重要です。

派遣スタッフとして働く方々にとって、キャリア形成支援制度は重要な要素となります。派遣業者が適切に制度を実施しているかを確認し、キャリアアップの機会を得ることができるようにしましょう。

更新できなかったら何をすべきか

派遣免許の更新手続きがうまくいかなかった場合、以下の対処方法を試してみましょう。

まずは、更新できなかった原因を確認しましょう。派遣法10条によると、派遣免許の有効期間は3年間です。更新頻度は、派遣事業の許可有効期間によって異なります。派遣事業の許可有効期間が1年未満の場合は、派遣免許の更新ができません。

もし更新できなかった原因が派遣事業の許可有効期間の更新手続きにある場合は、早めに手続きを行いましょう。必要書類は4種類ありますので、提出様式に注意しながら準備しましょう。また、添付書類も必要ですので、適切に用意しましょう。

手続き上のポイントとして、合意された手続業務を確認しましょう。また、注意点として、キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満の場合は、更新ができない可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。

更新できなかった場合は、次の対策を考えましょう。まずは、派遣免許更新申請のまとめを見直し、再度手続きを行うことが必要です。また、派遣業の許可更新には財産的基礎が必要ですので、それを確認しましょう。

さらに、過去に暫定的な配慮措置(小規模派遣元事業主向けの資産要件緩和)を受けていた会社は、条件を満たし続けていれば引き続き適用を受けられます。あわせて、2022年10月の社会保険適用ルールの改正(2ヶ月以内の有期契約でも、就業実態として2ヶ月超の雇用が見込まれる場合は社会保険加入が必要)も踏まえて、実務体制を確認しておきましょう。

以上が、派遣免許の更新できなかった場合の対処方法です。問題が発生した場合は、早めに対処することが重要です。

更新が難しいときの相談先と対応方法

どうしても条件を満たせない、期限に間に合わないといった場合は、専門家への相談が有効です。

公認会計士に依頼するメリット

財務要件の確認や監査証明が必要な場合、専門家に依頼することで安心して手続きを進められます。

AUP(合意された手続き)による証明

AUPは依頼者と会計士が合意した手続を実施し、その事実を報告する業務です。更新申請時に「資産要件を満たしていること」を証明するために利用されます。

期限が迫っているときの緊急対応

「申請期限まであと数週間しかない」といった場合でも、必要書類を最短で揃える方法があります。まずは労働局に相談し、併せて会計士にアドバイスを受けることが重要です。

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派遣免許更新申請のまとめ

派遣免許の更新手続きについてまとめます。派遣免許の有効期間は派遣法10条によって定められており、更新頻度はそれに基づいています。派遣事業の許可有効期間の更新手続きには必要書類があります。提出様式の書類は4種類あり、添付書類も必要です。

手続き上のポイントとしては、合意された手続業務を遵守することが重要です。また、注意点としては、キャリア形成支援制度の実施状況が基準未満の場合には更新できないことがあります。

更新できなかった場合は、何をすべきか考える必要があります。また、派遣業の許可更新をする場合の財産的基礎の原則や暫定的な配慮措置を前回受けている会社についても知っておく必要があります。

また、小規模派遣元事業主向けの資産要件緩和措置や、2022年10月の社会保険適用ルールの改正など、資産要件以外の実務ポイントも事前に確認しておくと安心です。以上が派遣免許更新申請のまとめです。

よくある質問(FAQ)

赤字でも必ず更新できないのですか?

赤字でも自己資本が基準を超えていれば更新可能です。

基準資産額が不足しているときの対応は?

増資や借入で資金を補い、会計士による証明を添えることで解決できる場合があります。

更新期限に間に合わない場合はどうなりますか?

原則として免許失効となります。早急に労働局や会計士に相談しましょう。

更新申請と役員変更が重なった場合の処理方法は?

先に変更届を提出し、その後更新申請を行うのが基本です。

暫定的な配慮措置(小規模派遣元事業主の資産要件緩和)

労働者派遣事業の資産要件は原則として、基準資産額2,000万円×事業所数以上・現金預金1,500万円×事業所数以上ですが、2015年9月30日施行の改正により、小規模派遣元事業主(事業所が1か所のみ・派遣労働者が常時10人以下)については、暫定的な配慮措置として要件が緩和されています。

緩和後の基準は、基準資産額1,000万円以上・現金預金800万円以上です(「基準資産額が負債総額の1/7以上」という比率の要件は変わりません)。前回の更新でこの緩和措置の適用を受けていた会社は、事業所数・派遣労働者数の条件を満たし続けている限り、今回の更新でも引き続き適用を受けられます。

ご自身の会社がこの緩和措置の対象になるかどうかは、事業所数と派遣労働者数の両方の条件で判断します。資産要件の詳しい計算方法は「基準資産額」と「現預金」の正しい計算方法をご覧ください。

2022年10月の法改正:短期契約でも社会保険加入が必要になるケース

2022年10月の法改正により、「契約期間が2ヶ月以内だから社会保険の加入対象外」という従来の扱いが見直されました。契約上の期間が2ヶ月以内であっても、就業の実態として2ヶ月を超える雇用が見込まれる場合は、社会保険の加入対象となります。有期契約の派遣スタッフを採用する際は、この点を踏まえた保険料負担の試算が必要です。

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別の会計事務所に相談したところ、更新期限にはぎりぎりか、場合によっては間に合わないと言われました。
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